Passage Plus を受講しました

私はアドラー心理学に興味があり、学びを深めたいと、昨年「パセージ」というアドラー心理学式の育児プログラムを学びました。そして今夏はその上級者向けである「パセージプラス」を受講しました。私は結婚もしてないし子供もいないので育児とは無縁なのですが、ほとんどのことが私にも当てはまる内容で、とても良い学びとなりました。

パセージプラスで学んだことを2つお伝えします。

一つ目は、良い関係。
親子にしても夫婦にしても会社の上司部下でもですが、何か問題があった時に問題を解決するためには、両者が良い関係であることが重要です。上から目線の上下の関係ではなく、その問題を起こした人が自分で問題を解決する力があることを信じて、そのために協力できることがあれば協力するという対等な関係が大事であると。
ついつい、頭ごなしに決めつけてしまったり、自分のやり方を押し付けてしまう自分にとっては、耳の痛い話です。

二つ目は、「勇気づける」という考え。
勇気づけるとは、英語の encourage someone to do something なのですが、みんな(共同体)のためになることで「したいけど、してはならないこと」や「したくはないけど、しなくてはならないこと」をさせることです。
「みんなのためになること」というのが大事な要素で、これがないと単に嫌なことですが、これがあれば、「やりたくはないけど、みんなのためになるのなら、やるか」となるわけです。そしてゆくゆくは、進んでできるようになるし、みんなにとって良い結果となるでしょう。
ついつい、自分の事ばかりを考えて行動してしまう人にとっては、これまた、耳の痛い話ではないでしょうか。

こんなことを学んでいたのですが、育児に限らないですよね。これからの人生に大きく役立ちそうです。

日本アドラー心理学会では、「エオレクト(EOLECT)」という新しい子育て学習プログラムが始まります。これも育児とはしてありますが、育児に限らない内容だそうです。いつか受けてみたいと思っています。