お腹のマッサージ
私はお腹のマッサージがあまり好きではありません。
正確に言うと、自分が好きではないタイプのお腹のマッサージが多いのです。
どんなタイプが好きではないかというと、強くて、痛くて、怖いのです。
優しく心地よく丁寧にやってくれるお腹のマッサージは好きですが、そうでないと怖さを感じてしまうのです。
どれぐらいが痛いかや強いかは個人差がありますが、どんな人もある程度を超えると心地よいから痛いになり、お腹に力が入って身構えるようになります。
それは、至極当然なことです。
お腹には大切な臓器が詰まっているのに、骨で守られていない場所です。
人間も動物ですから痛みを感じると、本能的にお腹を守ろうと、腹筋に力を入れて筋肉で盾にしようとします。
なので、腹筋に力が入ってしまうくらいの圧のマッサージは強すぎるのです。(けど、お構いなしに強くする施術者もいるんです。)
それと、心が安心していることも大切です。
安心していないと、体(お腹)も身構えます。
気持ちに「安心」スイッチが入っていないと、実際に痛くなくても、体は警戒モードです。
警戒モードの状態では、まだ実際に触れていなくて「触れられる」と思っただけでも腹筋に力が入ってお腹を守ろうとします。
この状態では、マッサージをするより先に、警戒モードを解くことが大事になります。
こういうことを考えてお腹に触れてくれる人は、だいたい安心して受けられます。(が、そうでない人がいるのも確かです。)
自分がマッサージ受ける時は、リラックスモードに入れてくれて、心地よい強さの範囲内で安心して受けたいものです。