アメリカ・カリフォルニアにあるエサレン研究所 (Esalen Institute) で産まれたエサレンマッサージ。
今回はエサレン研究所とエサエンマッサージとの関係性を一例を出してご説明します。

精神的に病んでしまった人がいたとします。
今でこそ精神障害には治療法も研究されていますし社会の理解も増えてきてはいますが、半世紀前のアメリカでは治療は非人道的な電気ショックのようなもので、入院と称して牢獄のような閉鎖病棟に隔離されたり、そして社会からも理解されずとひどい状況だったようです。

「精神的に病んでいるからといって、決して廃人ではない。本来はもっと可能性をもった人間なのだ。ただ今はそれが発揮できないでいるだけだ。では、どうしたらその可能性を発揮できるようになるのか」と考えたのがエサレン研究所の創始者であり、その探りの場になっていったのがエサレン研究所です。

今までとは違う方法や考え方にその答えがあるのではと、何か新しいものやまだ知られていないものを模索し開発していくのですが、その中でも心と体に対するアプローチ、心理療法やボディワークが盛んになっていきます。

例えば、人間関係が原因で精神的に病んでしまった人がいたとします。
他人には不信感や恐怖心が起きてしまい、健全な交流をしたくても心と体が拒んでしまいます。また傷つくくらいなら誰とも交流しなくていいと思いつつも、今のままではやはり寂しい。本来の私はこうではないのに。もっと自由に楽しく健やかに生きていきたい。

こういう状態の人に周りは何がしてあげられるか。それをマッサージという手段で試してみたのがエサレンマッサージです。

私(施術者)はあなた(受ける人)のことは大事に思っている。だから乱雑には触れない。攻撃的なこともしない。優しく触れる。愛を持って触れる。愛を感じてほしい。愛で触れられる優しさを思い出して欲しい。本来もっている人の優しさや愛を思い出して欲しい。
そういう場になればいいなと思いながらこの二人の時間を作り上げていく。

こんなアイデアが大切にされているのがエサレンマッサージなのです。


※ここに書かれていることは私の個人的な意見であり、統一された見解ではありません。