人 [フィンドホーン体験・ヨーロッパ旅行記(3)]
今回の滞在では、人の良さをたくさんもらいました。
フィンドホーンは、その場所(土地や建物)もいいところですが、それ以上に、そこに集まる人が良いものに作り上げていっている気がしました。
1回目、たった1週間の滞在で多くがわかる訳ではありませんが、そう思えるくらいに、会う人会う人すべてが良い人たちばかりでした。
下手な英語で困っている僕に、多くの人が優しく語りかけてくれました。
純粋に僕と話がしたいと思ってくれた場合もあるでしょうが、その場にいる皆(僕)が気持ちよく過ごせるようにと気配りをしてくれて僕に声を掛けてくれる人も多かったと思います。(そしてそれはとてもありがたい気配りでした)
そういう気配りができる人たちに囲まれて、本当に居心地がよかったです。
その気配りは、イギリスやヨーロッパの文化的なものなのか、個人の成熟度によるものなのかはわかりませんが、たまたま読んだイギリスに関する本でこんなことが書かれていたのを思い出しました。
『イギリスには階級精度がある。
労働者階級は 男性同士はサッカー、女性同士はショッピングの話で盛り上がるが、
中流階級は、お互いのパートナーとの会話を大切にする。
上流階級は、社交の場ではふだん話さない相手とできるだけ話そうとする。上流階級のディナーパーティでは、男性と女性が交互に座り、夫婦が隣り合わないようにする』
この本ではイギリスの階級の特性についての例ですが、「人の成熟度」にも当てはまるような気がします。
皆が集まる場では友達だけの内輪で盛り上がることも多いですが、もしかしたらその輪に入れないでポツンとしている人がいるかもしれません。
こういう場で、もし皆がふだん話さない相手との時間を少しでも作ろうとしたら、きっとその場は良いものになっていく気がします。
自分は今回そういう経験をさせてもらいました。ありがたいことです。