「身体はトラウマを記録する」 ベッセル・ヴァン・デア・コーク:著 を読みました。
本の内容はタイトルの通り、トラウマと身体(脳、心、体)に関してです。

 

自分はたぶん内容の半分も理解できていないと思います。本は分厚く、専門的で、時には翻訳本特有の表現ですんなり読めない時もありました。だけど、この本はただ難解なだけではなく(むしろ専門的なことを除けば読みやすい本です)、自分の知らなかったことを知れて衝撃的でした。

 

トラウマを負った人(例えば、虐待を受けた人や戦争経験者や育児放棄された人など)に対して、「かわいそうだな」とは思いつつも「どこかに本人に責任があるのでは」とか「立ち直るには自分で頑張ってもらうしかない」と思っていました。確かにそういう点もあるかもしれませんが、結局それだけでは改善されない。もし、そういう人と出会って何か手助けをしてあげたいと思った時、もしくはもし自分がそうなってしまった時に、じゃあどうすればいいかというと、どうしていいのかわからない。実際に、多くの人(治療者や被害者やその家族など)がそれを模索しているのですが、完全な解決策はなかなか見つからない。しかし、この本に書いてあることを知っているだけでもずいぶん変わるのではと思いました。

 

マッサージ師・手技療法者と呼ばれている人達は、直接的には(心理療法の)セラピストではないでしょうが、人の触れ方についてとても参考になる本だと思います。そして、例えばアルコール依存者やレイプや暴力や育児放棄の加害者・被害者に対して蔑む気持ちを持つ人も、何とか手助けしてあげたいと思う人、もしくはその当事者のどなたにも役に立つ本だと思います。
みなさんにお勧めしたい本です。