「痛み」と「間」~エサレンマッサージ練習会

先日エサレンマッサージの練習会に参加してきました。エサレンの練習会はいつもそうですが、今回も和やかでとても心地よい時間でした。

練習会では相互セッションをしたのですが、その時に感じたことや気づいたことをここに記したいと思います。

「痛み」
筋肉の凝っている部分・コリを押すと、痛いことが多いです。その痛さは心地よかったりもしますが、ある程度を超えると「イタ気持ちいい」から「痛い」になり、さらに「怖い」と苦痛になっていきます。施術者はどれくらいの強さにしたいのか、そして受け手はどのくらいを望んでいるのか。そこが大切であり、難しいところです。

「間(ま)」
心地良い範囲の強さであっても、「痛い(怖い)」との境界線に近いような強さが続くと、次第に心身は「頑張って」耐えていきます。その強い施術が終わった時、心身は「頑張り」から解放されるのですが、その解放感は一つのテクニックです。
せっかく頑張りから解放されてホッと一息ついている時に、またすぐに次の痛い施術が始まると、「もう少し休ませてくれよ」という気になります。
そこで大事なのが「間(ま)」。ポーズともいいますが、受け手が一呼吸して、一休みして、痛みを振り返り、痛みからの解放を味わう時間です。何もしない無の時間ですが、意味のある無の時間なのです。
施術者はどうしてもあれもやりたいこれもやりたいと、時間に追われながら事を進めがちですが、この間(ま)の重要性は自分が受けてみればきっとよくわかるでしょう。