「首はやらないでください」
お客様のご希望で「首はやらないでください」や「(腰痛はあるけど)腰はやらなくていいです」というようなのをたまに受けます。
「腰が痛いのなら、腰はやったほうがいいですよ」と思うのですが、それはあまり強く主張しないようにしています。
もちろん、説明をして納得してもらえる場合もありますが、そうでなさそうな時はその方の希望を尊重するようにしています。
(そもそも、嫌がることを無理強いする必要もないのですが)
なぜ触ってほしくないのか。
たぶん推測するに、「以前に他店で受けて悪化した」「強くやられて怖かった」「理由はさておき、悪化するのはイヤだから余計なことをしてほしくない」というようなことだと思います。
以前の自分なら「いやいや、だからといって、何もしなければ何も変わらないですよ。やったほうがいいですよ。」と自分の主張を押し付けていたと思いますが、今はそのお客さんの不安な気持ちを理解しようと心掛けています。
特に初回で来る方の中には「何をやられるんだろう」「この人は大丈夫だろうか」と不安に思っている方も多いと思います。そんな身構えている状態で、痛い事や怖い事をやったら余計に身構えさせてしまいますし、施術としても逆効果です。
なので、こういう場合の施術は、リラックスして安心を感じてもらえることを第一としています。
「この人なら大丈夫」と思ってもらえるようになって人間関係を作っていけた時に、次の段階に進んでいけるのではと思っています。