「エサレンマッサージとは何か」

私は2011年にエサレンマッサージの資格を取り、それから13年が経ちます。長く続けてはいますが、それでも(それなのに)「エサレンマッサージとは何なのか」という問いに悩むことがあります。そこで、プラクティショナー(エサレンマッサージ資格認定者)の友人3人と会い、それについて話をしてきました。

「エサレンマッサージとは何か」という答えにはいくつもの視点があります。ロングストロークなどの技術的な点、エサレン研究所という生い立ちなどの歴史的な点、そしてその人が思う個人的な点などです。

あれこれと皆の意見を聞き、その時に出た個人的な結論は「気づき(アウェアネス)」でした。

気づきとは、今の状態に気づくこと。それは心も体もですが、今の状態に気づき、何か必要なことがあればそれを行っていく。エサレン「マッサージ」ですから筋肉を緩ますなどの肉体的なことが多くはなりますが、もし「安心」を必要としているのなら、それを感じてもらえるようなことを行うなどもするでしょう。何に重きを置いて行うかによって、通常の筋肉的なマッサージになったり、精神的なマッサージになったりもします。

エサレンマッサージがよくわからないと言われるのは、こういうふうにその場合によっていろいろと変わるからでしょうが、それも「気づき」という点で説明ができるかなと思います。

どうでしょうか。

なお、この考えは、私が「今」思っていることであり、エサレンマッサージプラクティショナー共通のものではないですし、もしかしたら私も時間が経てば考えが変わるかもしれません。