アロエ -池間島&別府・練習会&旅行記(5) -池間島編
夕食でアロエの刺身が出てきました。
宿の主人が、庭に生えているアロエを取ってきてその場で剥いてくれたのです。
初めてアロエの刺身を見ましたが、透明でキラキラしてとってもキレイ。
しかし、醤油をつけて口に入れた瞬間に強烈な苦みが起こり、とてもじゃないけど食べれる感じではなく吐き出してしまいました。
他のみんなはおいしそうに食べています。
もしかして、僕が食べたのがたまたま悪かったのかなと思い再度食べてみたのですが、同様に強烈な苦みでした。
どうやら、(その場にいたメンバーでは)僕にだけ苦みがあったようです。
なぜでしょう?なぜだかはわかりませんが、嘘でも誇張でもなく本当にそうでした。
ここで一つの学びをしました。
「自分では(世間的には)当然だと思っていても、ある人にはそれが当てはまらない場合がある。だから自分の概念を絶対だと思って人に押し付けるのはやめよう。」と。
例えば、
サングラスをかけている人。(普通の人には問題ない光でも)その人にとってはまぶしくてかけているかもしれません。
真冬に薄着の人。本当は暑くて仕方ないけど、どこも暖房が暑くてつらい思いをしているかもしれません。
逆に、夏に服を着こんでいる人もいますよね。きっと冷房がつらいんでしょう。
他にも、映画やドラマで暴力的なシーンに耐えられないとか、小さな音でも非常に気になってしまうとか、洗剤や柔軟剤のにおいがつらいとか、枕が変わると寝られないとか。
平気な人からすると「そんなの大したことないでしょ。変だよ。おかしいんじゃない?」と思うかもしれませんが、その当人にとっては確かな事実なんですよね。
自分だけがアロエの苦みを感じていて、それを痛感しました。
自分の基準がすべてに当てはまるという傲慢な気持ちを持たないようにねと、アロエさんが教えてくれました。