洗杯
5月の石垣島でのワークショップの後に、香港・マカオに行ってきました。
「今度、初めて香港に行くんですけど」と香港人のお客さんにオススメを聞いたら、長州島を教えてくれました。
香港島から船で小一時間の離島で、のんびりしていて海鮮もおいしいそうです。
いい所そうだと興味が出てきてました。
石垣から香港に行く飛行機で隣に座った人(香港人)と話す機会があり、その彼女に「長州島ってどうですか?」と聞いたら、「うーん、あんまり」みたいな返事。
これは困った。意見が分かれてしまった。
けど、どちらを信じる・信じないとかではなく、これも何かの縁と、行ってみることにしました。
長州島はなかなか良い島でした。
適度にのんびりとしていて、適度に賑やかで、いい感じでした。
お目当てのシーフードを食べようとレストランに入りました。
着席したら、まずお茶を出されたのですが、このお茶が何やら雰囲気が違います。
「あ、これはもしかして食器をすすぐためのお茶?」。
ガイドブックに「食器が衛生的でなかった時代の名残で、昔ながらの飲茶店などでは食事の前にお茶やお湯で食器を洗う」と書いてあったのでこれかなと思ったのですが、周りを見ても、それをしている人はいません。
よくわからないけど、とりあえず食器を洗ってみました。
その後、流し終わったお茶とそのバケツは回収されたので、変なことはしてないみたい。
そして、お茶の入ったポットはそのままテーブルに。
このお茶は飲んでもいいのかわからなくて、とりあえず飲んでみたけど、味がしなくて美味しくない。
店員さんに「このお茶は、食器を洗うもの?飲むもの?」と聞いても、ニコニコしてるけど返事がよくわからない。
わからないので、とりあえず飲むのはやめておこうと、ビールとミネラルウォーターを頼んでそれを飲むことにしました。
うーん、このお茶は飲んでよかったのかなぁ?
海外旅行では、この「わからない」感覚がとても好きです。
今の時代はインターネットで調べば大体のことはわかるけど、このわからない感覚を楽しむのも悪くはないです。
結局、このお茶は結局、飲んでいいのかどうかわからずじまいでした。
飲んでよかったのかなぁ?