風邪はどうやってひくのか-八重山旅行記(2)2021年

西表島では、カヌーと登山でピナイサーラの滝を見に行くというツアーに参加しました。

このツアーは西表島では定番のようで「カヌー初心者、お子様もOK」と書かれていたのですが、僕は以前にカヌーで沈(転覆)したことがあり、それがすごく怖かったので内心ドキドキしていたのですが、全然大丈夫でした。

前にその沈したのは長瀞で流れがそれなりにある川だったのですが、この西表島のは本当に穏やかな流れでゆっくりとしか進んでいきません。漕ぐたびに顔や体に水を掛けながらですが(下手な漕ぎ方です)、ゆったりちゃぷちゃぷの流れを楽しんでいました。

この日は残念ながら曇り空のスタートで、途中から雨になってしまいました。ガイドさんが「晴れていないのは残念ですが、曇り空や雨は西表島らしい天気なんですよ」と言ってくれたように、確かにジャングルの景色と合っていました。

ポツポツ雨くらいまではよかったのですが、途中で本降りの雨となってしまいました。簡単な雨具を着ているものの、びしょ濡れになっています。しかしもう山の中に入っているので、行くも帰るも濡れるしかありません。ガイドさんを信じてついていきます。

雨に濡れながらの登山では、いろんなことが頭に浮かんできました。
こんなにびしょ濡れになるのはいつ以来だろうとか、普段の生活でも雨は降るけど雨に濡れないのはよく考えたら不思議な生活だなぁとか。

そして、風邪をひいてしまったらどうしようかとも思いました。
ずぶ濡れで何時間もいたら風邪をひいてしまうと、普通なら考えてしまいます。
けど、水泳をしていても風邪をひかないから→濡れることは絶対的な要素ではないな。
じゃあ、寒いから?→けど、冬に必ず風邪を引くわけでもないな。
体力が落ちているから?→それはあるなぁ。けど、普段でも疲れている時に毎回風邪を引くわけではない。
風邪のウィルスが体内に入るから?→じゃあ、風邪のウィルスはどこにいるのだろうか。街中?こんな大自然もいるの?
などと、そんなことを考えていました。

結局は複合的な要素なんでしょうが、風邪をひいてしまっては困るので、ツアー中の今は元気よく(病は気から!)、帰ったら温まってゆっくり休もうと、雨に打たれながら思っていました。
(結局、風邪はひかずに最後まで旅を楽しむことはできました)

西表島カヌーツアー風車 
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