体に聞く -(4)別府マッサージリトリート

滞在中は、少し腰が痛くなっていました。
それほどひどくはなかったのですが、交換セッションでマッサージを受けている時、足を動かされた時にビビッと刺激を受けました。

それはホンの軽いもので、ぎっくり腰みたいな強さではないので問題はないのですが、それ以降も施術中のちょっとした(足を持ち上げるとか動かすとかのストレッチ的な)動きに、「あ、また痛くなるかも」と過剰に反応していました。

施術をしてくれた彼女の動かし方に問題はなく、ごく普通に動かされただけなのですが、僕の腰は痛みとして反応してしまったようです。

けど、こういうことはよくあります。
一般的に正常な範囲内で動かしていても、ある人にとっては痛みを感じさせてしまったり「痛くなるかも」という不安感を持たせてしまいます。
こういうことは、自分が体験してみるとよくわかります。とてもよい経験になりました。

痛みや強さ、怖さは、人それぞれ。
施術者にとって大丈夫と思っていても、受け手にとってはそうではない場合もある。
だから、その時その時で「どう感じているかな?」「これくらいでいいかな?」と受け手の体に問いかけながら触れていくことが大事なんだなと改めて感じました。

昔の自分なら「聞く耳持たず」で自分のやりたいように施術していましたが、エサレンを学ぶようになってからは「(体や心に)聞く耳を持つ」ことの大切さを感じるようになりました。

<終>