「嫌われる勇気」「世界は宗教で動いている」

読書は好きなのですが、最近はあまり読まなくなってきました。
自営を始めてからは、通勤で電車に乗らなくなり、読書タイムがとれなくなってしまったからでしょうか。

久しぶりに、「読んでよかった」と思える本に出会いました。

「嫌われる勇気」 岸見一郎、古賀史健:共著
http://book.diamond.ne.jp/kirawareruyuki/

ベストセラーになっているのでご存知の方も多いと思います。
アドラー心理学についてわかりやすく対話形式で書かれた本です。

人付き合いについて、自分の心の持ちようについて、自分の生き方についてなど、読んでいて腑に落ちることばかりです。

私は今まで(多くはないですが)自己啓発や心理療法やスピリチュアルや宗教などの本を読んできましたが、今まで読んで自分が共感できた部分がすべてこの本でつながった気がしました。

人生の中で影響を受けた1冊になりそうです。

アドラー心理学に共感できない方もいるでしょうが、物語として読むのでも面白いと思います。

本の中から、印象に残ったことを記します。

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人生は線ではなく、点の連続。
人生を登山で例えるなら、山頂に登頂することが目的ではない。
山頂に向かう途中の「いま、ここ」を真剣かつ丁寧に生きることが人生なのだ。
山頂にたどり着くかどうかは問題ではない。

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ユダヤ教の教えにこんな言葉があります。
「自分が自分のために自分の人生を生きていないのであれば、いったい誰が自分のために生きてくれるだろうか」と。

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そして、もう1冊ご紹介します。

「世界は宗教で動いている」 橋爪大三郎:著
http://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334037482

同著者の「ふしぎなキリスト教」がためになったので、読んでみました。
この本もなかなかためになりました。

世界の宗教(キリスト教、イスラム教、仏教、神道など)がどういうものなのかという説明がされています。

「神道って宗教なんだろうか?神話じゃないのか?」と疑問に思っていましたが、そういうような素朴な疑問に答えてくれています。
一神教って?偶像礼拝って?ヒンズー教って?儒教は宗教?
一般常識的な知識のために読むのもいいと思います。