食べ物を残す -エサレン研究所・CA旅行記(10) -旅行編

アメリカの食べ物といえば量が多いことは有名ですが、これには私も毎回行くたびに悩まされます。

レストランなどで外食する時は多くて食べきれないくらいの量です。
現地の人では食べ残しを持ち帰っている人もいますが、旅行中だと持っていくのも大変なので、仕方なく残しています。

最初のうちは「仕方なく」だったのですが、それにも慣れてきて、最近は残すことが「当然」になってしまいました。

食べ物を粗末にしたくないと無理して食べても、次の食事でも食べきれないくらいの量がでてきて、それを何度か繰り返すうちに、「毎食無理して食べていても、食べ過ぎで苦しくなり、太るだけだ」と気づきました。

どうやら住んでいるアメリカの人たちにとってもも同じのようで、「本当なら食べ物を残して粗末にしたくない→けど食べきれないから残す→いつしか残すのが当たり前になった」のようです。

だとしたら、どうしてアメリカではこんなに食べきれないくらいの量を出すのだろう?と思うのですが、ちょうどその時インターネットでニュースの記事を見ました。

(その時は2月だったのですが)、「恵方巻が売れ残って大量に廃棄処分に」

食べ物を無駄にしているのは、アメリカだけではなくて日本も同じじゃないですか。

それそれにいろいろな事情や思惑などがあるのでしょうが、自分の目の前のお皿の食事を残すのも、(自分には直接的ではないけど)バックヤードで食べ物を廃棄するのも、食べ物を捨てているという点では同じこと。

「アメリカ人は食べきれないくらいの量の食事を出して、しかも平気で残す」なんて思っていた自分にしっぺ返しをもらったようでした。