テンダーロイン地区 -エサレン研究所・CA旅行記(11) -旅行編
サンフランシスコで危険な地区として、よくテンダーロインの名前が上がります。
今回は、このテンダーロインに行く用事がありました。
結論から言うと、「やはり危険だ」と思いました。
武勇伝を語りたいわけではないのですが、他の方の参考になればと思い記します。
実は、テンダーロインに行ったのは今回が2回目です。
前回は(その時も諸事情があり)、 O’Farrell St.とTylor St.辺りのSuper 8というモーテル(というか安宿)に泊まりました。
よく「ヒルトンより先は危険」と言われますが、このSuper 8はヒルトンの先の隣のブロック。
「隣のブロックだから、まあ大丈夫かな」と思って予約したのですが、ホテルの前はよくない感じでした(というか、悪い)。
けど、ホテルの前はまだましで、それより先は、さらに雰囲気が悪くなります。
試しにと午前中にちょっと歩いてみたのですが、やばさを感じてすぐに引き返してきました。
午前中でこれですから、夜は歩くのはやめたほうがいいでしょう。
このSuper8は立地は便利なので、慣れた男性なら泊まってもいいような気もしますが、ビルの1階(かな?)がライブハウスになっていて、週末の夜は大音量でかなりうるさいので、そういうのが平気な人ならいいかもしれません(が、私はもう泊まらないでしょう)。
そして今回が2回目になるのですが、Geary St.と Hyde St.辺りに用事があったので、BARTのCivic center駅からHyde St.をずっと北上して歩いていきました。
駅の近くは全然きれいな街なのですが、歩いていくにつれて次第に雰囲気が変わっていきます。
ホームレスが増え、ごみをあさる人が増え、おかしな人が増えてきます。
鞄をしっかりとわきに抱えて、スキを見せず、わき目も降らずにひたすら歩いてやっと目的地にたどり着きました。
時間は午前10時。午前中でこれですから、ここも暗くなったらとてもじゃないけど無理です。
目的地の知人(住人)に話をしたら、「Hyde St.はちょっと雰囲気悪いね。隣のLarkin St.のほうがいいかもね」だそうです。
うーん、どれくらいマシなのかわかりませんが、どの道でも一人で歩くのはもうやめます。
帰りは、Geary St.を東に進みUnion Squareのほうに歩いていきましたが、こちらの道のほうが安全な気がしました。(街の雰囲気に慣れてきただけなのかもしれませんが)
ちなみにテンダーロイン地区からは外れるのですが、California St. とVan Ness St.のホリディインに泊まったことはありますが、この辺りは全然問題なく大丈夫です。
Civic Center やUnion Square、ヒルトンホテル、ホリデイイン辺りは人通りも多く危なくはないのですが、そこから少し進んだだけで雰囲気ががらりと変わるので怖いものです。
こんな危ない雰囲気のテンダーロイン地区内でも、人が住んでいて、働いている人がいて、オシャレなお店やレストランがあったりと、ただ危険なだけでもないのも不思議です。
部外者には「危険」という表面しか見えなくても、その中には様々なものがあるんでしょうね。
幸いなことに今回は何事もありませんでしたが、本当に何かあってもおかしくないような雰囲気はしていました。自分ももう一度歩いていきたいとは思いませんし、興味本位で見に行くのはやめたほうがいいでしょう。
この画像はサンディエゴです。