みなさん、自分の体を思うように動かせていますか?
「自分の体なんだから当たり前じゃん」とお思いかもしれませんが、意外とそうではありません。

 

マッサージの仕事をしていると、お客さんの体が(お客さんが動かそうとしていないのに)勝手に動いたり、逆に動くはずなのに無意識に動きを止めてしまうことによく出会います。
(例えば、僕が寝ているお客さんの足を持ち上げようとすると、お客さんの足がスーッとその方向に勝手に動き出す、など)

 

それを自分が体験することが、トレガーアプローチのワークショップ中にありました。
マッサージテーブルに寝ている僕は、足をワイパーのように動かすように指示されました。(股関節の内旋・外旋)
普通の状態ではなんの問題もなくできます。
しかし、僕の足(つま先)に指を当てられて、僕の足が動くか動かないかくらいの負荷を与えられるというワークをした時の事でした。
僕は自分の足を動かすことができなくなってしまったのです。負荷と言っても指を当てられているだけですから、それほど強いものではありませんし、「足が動くか動かないかくらいの負荷」なのでもし本当に全力を出せば足を動かせるはずです。
しかし、僕は指を当てられた足を力いっぱい動かそうとするのですが、その力は足の動く力にならず、僕の腿や股関節など他の所に無駄に力を入れているだけだったのです。

 

なぜこんなことが起きたのでしょうか?
きっとそれは脳と筋肉の連動がうまくいかなくて、動かそうと思う筋肉と動かされた筋肉がズレてしまったからでしょう。
頭ではこういうことはよくあることだとわかっていても、いざ自分の体でそれを体感してしまうと、ちょっとしたショックではありました。

 

実はこういうことはよくあります。
例えば、パソコン作業をしている時に首や肩に(力を入れる必要がないのに)ずっと力を入れていたり、とか。
パソコン作業でいえば、動かすのは指や腕の力で、他は姿勢が保てていればいいはずですが、無駄に首や肩に力を入れ過ぎていることは多いです。
そういう方は、まず自分が無駄なところに力を入れていることに気づいて、そしてその力を抜くことを身につけていけば、きっと体への負担は変わるはずです。

 

「自分の体は自分の思うように動かせている」とは限らないので、ちょっと自分の体の動きに興味を持つと意外な発見があるかもしれませんね。